亀田和毅 フェザー級転向で3階級制覇だ 行く行くは井上尚弥とフェザーでの対戦熱望

 ボクシングの元世界2階級制覇王者の亀田和毅(TMK)が6日、都内で「3150FIGHT」亀田興毅ファウンダーと会見に臨み、スーパーバンタム級からフェザー級に転向し、10月7日に東京・大田区総合体育館で開催される「3150FIGHT VOL.7」へ出場すると発表した。

 和毅は21年12月にWBA世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦に勝利し、ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)への挑戦権を得たが、その後アフマダリエフはマーロン・タパレス(フィリピン)に敗れ、実現せず。そして、タパレスとの対戦に向け陣営はファイトマネー300万ドル(約4億2000万円)を提示も、これも対戦が実現しなかった。タパレスは今年12月に井上尚弥との対戦が濃厚となっている。

 スーパーバンタムで有力選手と対戦が実現しないことから、興毅ファウンダーが話し合い、転向が決定。和毅は「タパレスとの対戦へと思いとどまって、スーパーバンタムを目指してきた。2年前に井上チャンピオンがスーパーバンタムに上げてくるのを聞いて、1%でも可能性があるなら体重を下げてと、待っていたんですけど、体もきついので、次はフェザー級に挑戦して、3階級制覇、亀田家8本目のベルトを目指していきたい」と切り替えた。

 和毅は先々の井上尚弥との対戦への思いも明かした。井上はスーパーバンタム級4団体統一後も「スーパーバンタムを極めたい」と、しばらくはとどまりフェザー級転向については2、3年後の可能性を明かしているが、興毅ファウンダーは「ただ、井上尚弥選手もフェザー級に階級を上げると明言されているので、4団体統一したらフェザー級に上げるというのもそう遠くないのかなと思う。その中で和毅が先にフェザーでチャンピオンになっていれば、井上選手が5階級制覇に挑戦する舞台というのがフェザー級、その時に和毅がフェザー級チャンピオンであれば、実現もしないこともないのかなと」と思いを明かした。

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