フルトン初黒星 8回TKO負けで尚弥を称える「素晴らしい選手。彼が勝つ日だった」
「ボクシング・WBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(25日、有明アリーナ)
同級1位の井上尚弥(30)=大橋=が2団体王者のスティーブン・フルトン(29)=米国=を8回TKOで破り、19年の井岡一翔(志成)に続く日本男子2人目の世界4階級制覇を達成した。無敗同士の対決で王者フルトンはTKO負け。序盤から前に出る井上尚の攻撃を受け続けた。
22戦目にして初黒星を喫してタイトルを失ったが「残念な結果ですが悪い気分ではない」と振り返った。劣勢の中でも粘りを見せ、7回には右フックをヒットさせるなど攻勢に出る場面もあった。しかし、最後は井上尚の強打でダウンを奪われ、直後に連打を浴びてストップされた。「井上は素晴らしい選手。彼が勝つ日だった」と勝者をたたえた。





