平本蓮がついに初勝利!怪物くん撃退し挑発復活「アマチュアからやり直せ」

 「RIZIN.36」(2日、沖縄アリーナ)

 メインイベントのMMAルール66・0キロ契約5分3回戦は平本蓮(24)=ルーファスポーツ=が鈴木博昭(37)=BELLWOOD FIGHT TEAM=を2-1の判定で破り、総合格闘技(MMA)デビュー3戦目で初勝利を挙げた。

 当初、メインイベントが朝倉海(トライフォース赤坂)-ヤン・ジヨン(韓国)戦が予定されていたが、海が右拳の負傷のため欠場し、急きょこの試合がメインイベントに昇格した。

 元K-1甲子園覇者の平本と“シュートボクシングの怪物くん”と呼ばれる鈴木はともに打撃が得意。初回は右のハイキックとミドルキック、ワンツーをなどを繰り出してプレッシャーをかけていった平本に、鈴木が2度タックルを決めたものの、平本に素早く逃れられてグラウンドに持ち込めずに終えた。

 2回はスタンディングの攻防が続き、平本の遠くから伸びる多彩な打撃がヒットする場面が目立ち、鈴木は懐に飛び込めない展開に終始。そして、3回もスタンディングの攻防が続き、平本の打撃がヒットする数が増していった。鈴木も連打をかいくぐって組み付いたものの、脱出を許す。鈴木は終盤にも組み付いてコーナーに押し込んだが、攻め切れないまま試合終了。判定で平本に軍配が上がった。

 挑発的な言動で知られていたが、この対戦が決まってからは「もう悪口は言いません」と誓っていた平本。だが、初めて握った勝利のマイクでは四方に頭を下げたものの、「MMA甘くないからね、鈴木くん、アマチュア修斗からやり直した方がいいよ」とビッグマウスを復活させ、「次は武尊、(那須川)天心が終わって、朝倉兄弟(未来と海)が終わって、平本蓮の時代です」と宣言した。

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