渡辺桃が凶器キックでAZMの顔面を破壊!スターダム全ユニットに宣戦布告

 「プロレス・スターダム」(8日、後楽園ホール)

 女子プロレス団体「スターダム」の今年の後楽園ホール第1弾は、ヒールターンした渡辺桃(21)が“ブラック・ピーチ”の本領を発揮。凶器をしのばせたキック攻撃でAZM(19)の顔面を破壊し、会場を埋めた547人の観客を凍りつかせた。桃は昨年12・18大阪大会でクイーンズ・クエスト(QQ)を裏切って大江戸隊入り。“造反劇”に怒ったAZMが制裁を宣言して遺恨のMOMOAZ対決が実現した。

 この日は昨年7月に左膝を手術して欠場中の大江戸隊の“首領”刀羅ナツコも登場。「今日はブラック・ピーチ、渡辺桃が真の大江戸隊になる日。桃!」と主役を呼び込み、竹刀を手に陣頭指揮を執った。19年の5★STAR公式戦(9月7日・新木場)以来2年4カ月ぶりの一騎打ちは、入場曲もコスチュームも一新した桃がAZMに仁王立ち。ブレーンバスターに抱えてコーナーに逆さ吊りにすると顔面キックから背中へ膝打ち浴びせる非情攻撃。蒼魔刀、Bドライバーに胴絞め式羽根折り顔面固めも見せた。

 AZMもヨシタニックからあずみ寿司を決めたが、スターライト・キッドが村山大値レフェリーの足を引っ張ってカウントを妨害。3日の新宿大会でQQ入りしたレディ・Cと林下詩美もAZMを援護するが、6人を総動員した大江戸隊のセコンドが戦場を支配した。

 15分53秒のシビアな戦いは、桃がリング工具のレンチをレガースに仕込んだ右足でAZMを蹴撃。凶器キックを浴びたAZMが顔面を手で覆って倒れ込むと、レフェリーが即座に試合を止めた。勝ち誇った桃は「今日はお前らクイーンズクエスト破壊の第一歩にすぎない。覚悟しとけよ」と豪語。さらに「スターダムの全ユニットに忠告しておく。大江戸隊、ブラック・ピーチが全部破壊してやる」とまくしたて、全ユニットにケンカを売った。

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