細川チャーリー忍 3連敗も現役続行宣言「まだノックアウトされていない」
「デイリー後援・ボクシング・8回戦」(20日、後楽園ホール)
元東洋太平洋とWBOアジアパシフィックのミドル級王者で、日本同級1位の細川チャーリー忍=金子=が再起戦で0-3の判定で敗れて3連敗となった。自身と同じくナイジェリア人を親に持つ日本同級14位のワチュク・ナァツ=マーベラス=の素早い連打に捕まる場面が目立ちながらも、長いリーチを生かしたワンツーなどで反撃。だが、クリンチに攻撃を寸断され、手数で上回られた。
笑顔でワチュクと何度も抱擁し「彼は強かった」と敗北を受け入れた。13日には兄で元日本スーパーライト級王者のバレンタインが引退したばかり。自身は3連敗にも「まだノックアウトされていないから大丈夫でしょ」と笑みを浮かべた後、表情を引き締め「まだまだ勉強するところはありますね。頑張ります」と前を向いた。