ボクシング元世界３階級王者で３１５０ファイトクラブの亀田興毅会長（３４）が初興行の舞台裏を明かす。ユーチューブ番組「会長。亀田興毅　～亀の恩返し～」の第２話を１２日午後９時から配信。会長として初めて手がけた興行での収支などが明らかになる。

　興行は５月２２日に弟で元世界２階級王者・亀田和毅（３１５０）の復帰戦をメインに大阪・１７６ＢＯＸで開催。緊急事態宣言下のため、試合は当初の予定から延期となり会場も変更となった。観客を入れることもできず、無観客試合で決行した。

　興毅会長は収支について「赤字ですよ。それでもコロナで試合のできないボクサーのため、何としても開催したかった」と明かす。番組内では新型コロナの影響で興行を取り巻く厳しさが増す中、ジムを立ち上げ、プロモーターになることを決断した興毅会長の思いに迫る。

　「会長。亀田興毅　～亀の恩返し～」は月２回更新予定。今年２月に生まれ故郷の大阪・西成でジムを立ち上げ、ボクシングの新たな形を模索しチャレンジする興毅会長の姿を追いかける密着ドキュメンタリー番組。ユーチューブのＴＶステーション「ＯＲＯＣＨＩ　ＴＶ」で５月３０日にスタートした。