KENTA 左目攻めでロビンソン撃破 次は鈴木戦「天龍さんに会わなければ…」

 ジュース・ロビンソン(下)を下したKENTA
 ジュース・ロビンソン(右)を攻めるKENTA
 ジュース・ロビンソン(左)攻めるKENTA
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 「プロレス・新日本」(6日、大田区総合体育館)

 IWGP世界ヘビー級初代王者の飯伏幸太に挑戦する権利を懸けた30人参加のシングル戦トーナメント「ニュージャパンカップ」の1回戦3試合が行われ、KENTAがジュース・ロビンソンを破って2回戦に進出した。

 両者は1月の東京ドーム大会で当時KENTAが保持していた「IWGP USAヘビー級王座挑戦権利証」をかけて一騎打ちする予定だったが、直前にロビンソンが左眼窩底骨折したことで流れた因縁がある。

 KENTAは序盤こそロビンソンの意欲的な攻撃に劣勢となったが、エプロンサイドでロビンソンの左目をゴングで殴打する非情の攻めで主導権を握る。ロビンソンも痛みに耐えながらKENTAの頭部を場外の鉄柵にデスバレーボムでたたき付ける荒技などで反撃するが、KENTAは執ような左目攻撃でペースを握らせず。終盤、KENTAはローリングけさ斬りチョップをかわされて強烈な右ストレートを浴び、フィニッシュ技のパルプフリクションを見舞われそうになったが、GAME OVERで捕らえてギブアップさせた。

 KENTAは同権利証の防衛を5度重ねた末、2月27日にインターネット配信された米国での試合で同王者ジョン・モクスリーへの挑戦がようやく実現も敗北。試合後は同権利証をめぐる戦いを振り返り、「ロビンソンと試合をして、もう終わったことだけど、USの権利証の防衛の中で、アイツとの決着っていうのは、まだ自分の中でも終わらせてない感じがして、これで本当の意味でUSの“あれ”が終わったかな」と感慨深げに話した。

 その後は、2回戦で対戦する鈴木みのるの話題でKENTA節を全開。まずは「鈴木みのるね。オカダ(・カズチカ)風に言うとミズキスノル?やってやるよ。久しぶりだな、やるの。オレとミズキさんは1回、他の団体でやってるんだよ」と、わざと鈴木の名前を間違えながら、05年8月にノアで対戦して敗れた過去を思い出した。

 続けて、「あんとき、オレ、まあ体調が本調子じゃなかった。こんなこと言いたくないけど。なんで本調子じゃないか、わかる?天龍(源一郎)さんに前日飲まされた。めっちゃ調子悪かった」と、言い訳のように敗因を説明。「でもね、オレもあれから年を重ねて、自分なりのスタイルでやってて楽しみじゃん。今夜、天龍さんに会わなければ、必ずいい調子で迎えられるよ」と語ると、最後は「結局何が言いたいかっていうと、鈴木みのるはツイッターでポエムみたいなことをつぶやきがちってこと」と言い残して去っていった。

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