新日本・タイガーマスク「プロレスはもう難しい」大腸手術から復活星!
「プロレス・新日本」(21日、後楽園ホール)
4月末に大腸憩室炎穿孔の緊急手術を受け、2月26日の試合を最後に欠場を続けていたタイガーマスクが約10カ月ぶりの復帰戦を白星で飾った。
医師から「1日遅れていたらかなり危険だった」と言われたという状況から生還したタイガーマスクは、小島聡、真壁刀義と組んで辻陽太、上村優也、ゲイブリエル・キッド組と対戦。キッドにローリングソバットなど得意のキック攻撃、上村にタイガードライバーを見舞うなどブランクを感じさせないキレのいい動きを披露。最後は小島が辻をラリアットで仕留めた。
試合後は、四方のファンに向かって礼をして引き上げたタイガーマスク。インタビューでは、当初は復帰まで1年から1年半かかり、医師から「プロレスはもう難しい」と告げられたが、医師が驚くほどの早い回復を見せたこと明かした。
さらに、医師からは「無理をしないで欲しい」と言われたものの、ファン、選手、家族らの励まされながら復帰にこぎ着けたことで、「本当にみなさんのおかげだと思っています」と感謝し、「新日本プロレスに戻って来られて、仲間と試合ができる。こんなうれしいことはない」と喜びを実感。来年の目標に、今年は欠場となった「ベスト・アブ・ザ・スーパー・ジュニア」参戦を掲げ、「また“厳しいタイガーマスク”で行きたいと思っています」と奮闘を誓った。