新日本BOSJ・ヒロム“デスペの正体”三上との激闘制しV2!

 「プロレス・新日本」(11日、日本武道館)

 10人のジュニアヘビー級選手が争うシングルリーグ戦「ベスト・オブ・ザ・スーパー・ジュニア」の優勝決定戦が行われ、リーグ戦2位の高橋ヒロムが同1位のエル・デスペラードを破って2年ぶり2度目の優勝を果たした。

 ヒロムは左ヒザの駐中攻撃に苦しみながらも大技を繰り出して反撃。そして、デスペラードのマスクを大きく引きちぎると、デスペラードも自らマスクをはぎ取って正体である三上恭佑の素顔があらわになる衝撃的な展開を迎えてからは戦いはさらに激化した。

 張り手を打ち合うなど両者は気迫むき出しにぶつかり合ったが、最後はヒロムが金具むき出しのコーナーへデスバレーボムでたたきつける荒技で大ダメージを与え、TIME BOMBとTIME BOMB IIをたたみ掛けて30分超の戦いにケリをつけた。

 試合後、マイクを持ったヒロムは「おい、デスペラード、お前とはこれから先、引退するまでやり続ける。そんな気がするな。ワクワクするだろ。今日はオレの勝ちだ。またやろうぜ」と、ライバルの健闘をたたえ、再戦を呼び掛け。続けて、「ひとつわがままを言わせてくれ」と切り出し、「石森(太二)、オレとIWGP(ジュニア王座)をかけて…、そうじゃないんだ。石森の前にやんなきゃいけない相手がいる。オイ、アメリカ、スーパーJカップ優勝者、このオレと戦え」と、米国で12日(日本時間13日)に開催されるワンデートーナメント「スーパーJカップ」の優勝者との対戦を要求した。

 そして、コロナ禍の2020年最後のビッグマッチを締め、「新日本プロレスはまた困難に勝たなきゃいけない時期にある。オレたちプロレスラーができることはプロレスをすることだけだ。オレたちプロレスラーが思いきりプロレスをして、みんなに元気を与える。みんなは拍手を送り、オレたちは元気をもらう。そういうつながりが、新日本プロレスは今までやってきたことだと思う」と熱弁し、「オレは今の新日ジュニア、そして新日本プロレスが大好きだ。今生きてる人間にしか越えられない困難を、もっともっともっともっと楽しもうぜ」と、ファンにメッセージを送った。

 一方、敗れたデスペラードは素顔のままでインタビューを受け、「チクショー、オレの同期、最強だろう」と、自らヒロムと同期入団の三上であることを明かし、「でもな、リング上には、高橋ヒロムとエル・デスペラードしかいなかったよ」と言い残して去っていった。

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