ノアN-1・金剛入り中嶋勝彦、清宮海斗撃破で初V「クソつまんねえノア盛り上げる」

トロフィーを胸に、写真に納まる中嶋勝彦=エディオンアリーナ大阪(撮影・北村雅宏)
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 「プロレス・ノア」(11日、エディオンアリーナ大阪)

 12人がA、Bの2ブロックに分かれて争うシングルリーグ戦「N-1ビクトリー」の優勝決定戦が行われ、Bブロック1位の中嶋勝彦がAブロック1位の“超新星”清宮海斗を破り、前身のグローバル・リーグ戦を含めて初の優勝を果たした。

 開幕前にタッグパートナーでGHCヘビー級王者の潮崎豪を裏切って反体制ユニット金剛入りした中嶋。不気味な笑みを浮かべながら場外ラフファイトや得意の多彩な蹴りなどの厳しい攻めで優位に試合を展開した。

 だが、清宮の反撃に遭い、終盤には猛虎原爆固めを受けるも何とかカウント2で脱出。再度の猛虎原爆固めを狙った清宮に強烈なハイキックでグロッキー状態に追い込むと、さらに顔面を蹴り上げ、トドメのダイヤモンドボムでケリをつけた。

 ノアに主戦場を映してから12年、反体制派に転じてシングルリーグ戦のタイトルを手にした中嶋はマイクを持つと、「残念だったな、清宮海斗。その若さでここまで来たのはすごいかもな。でも、お前はやっぱりヒーローごっこなんだよ」と24歳の超新星に向かって勝ち誇った表情。続けて、「オレが今、このリングに立っている、すなわち、この過酷なN-1ビクトリーの頂点に立ったオレは今一番強い男だぞ。ここから何を見る?あと1つだよな」と、暗にGHCヘビー級王座挑戦をアピールした。

 そこに同王者で裏切った相手の潮崎が登場。中嶋は「今さらどうした。出戻りのチャンピオンがリーグ戦も勝たずに、なにベルトを掲げてここに来たんだ」と、潮崎が一時期ノアを離脱していたことをあげつらい、「オレが勝ったからオレに挑戦権があるんだっけ。でも、今はお前よりオレの方が強いんだよ。しょうがねえ。ベルトをかけて、お前の挑戦を受けてやるよ」、挑戦する立場ながら上から目線で王者に要求した。

 最後は「大阪で一つの終わりと一つの始まりが動き出した」と言い放ち、「オレが出戻りのチャンピオンからベルトを奪って、絶景を見せてやるよ」と宣言した。

 バックステージでの中嶋は憎まれ口全開。「始まる前から言ったけど、N-1ビクトリーもそうだし、今のノア、腐りきってるだろ。だからオレのもとに(優勝が)来るんだよ。出戻りチャンピオンを引きずり下ろしてやる。N-1ビクトリーも制覇できないチャンピオンはやっぱり出戻りだな」と再び潮崎を批判し、最後は「オレがこのクソつまんねえノアのリングを盛り上げてやるから」と豪語した。

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