ノアが経営難…サイバーエージェント傘下に 社長・武田氏「業界1位目指す」
IT企業のサイバーエージェントは29日、都内で会見を開き、プロレスリング・ノアを運営するノア・グローバルエンタテイメントから全発行済株式を取得することで合意したと発表した。社名と組織は維持し、社長には同社傘下のプロレス団体DDTの高木三四郎、副社長にノアの丸藤正道が就任。現ノア社長の武田有弘氏は執行役員として残る。
経緯について武田氏は、ノアの経営状況が厳しく、高木社長を通じてサイバーエージェントの藤田晋社長から救済を受ける形になったと説明。「DDT様とともに業界1位を目指す」と、今後の抱負を語った。
高木社長は、DDTとノアが古くから良好な関係にあったと話し、「DDTが日の当たる団体になれたのはノアさんのおかげでもある。このような恩義があったからこそ、藤田社長に話を伝えた」と強調。高木社長は経営部分を担い、現場に関しては、これまで通り丸藤と武田氏に一任すると説明した。
