村田、ありのまま勝つ にらみ合い20秒も「ただその場を過ごしただけ」

 「ボクシング・WBA世界ミドル級タイトルマッチ」(23日、横浜アリーナ)

 前日計量が22日、都内で行われ、全6選手が1回目でパスした。WBA世界ミドル級(リミット72・5キロ)は王者の村田諒太(33)=帝拳=が72・3キロ、挑戦者スティーブン・バトラー(24)=カナダ=が72・5キロ。IBF世界フライ級(リミット50・8キロ)は王者モルティ・ムザラネ(37)=南アフリカ=、挑戦者の八重樫東(36)=大橋=ともに50・8キロ。WBC世界ライトフライ級(リミット48・9キロ)は王者の寺地拳四朗(27)=BMB=が48・8キロ、挑戦者ランディ・ペタルコリン(27)=フィリピン=が48・2キロだった。

 ありのままの姿を見せて勝つ。無事に計量をパスした村田は写真撮影でバトラーと約20秒間にらみ合い。だが、表情は穏やかで「なにも感じなかったですね。やってやろうという気にもなったわけではないですし、調子よさそうと思ったわけでもない。ただその場を過ごしただけ」と振り返った。

 とはいえ、心の緩みはない。「緊張もしていますよ。普通の試合前の。何回やっても緊張するんだろうなと思いますし。世界戦も6戦目ですけど、当然のような緊張感があるって感じですかね」と淡々と話した。

 7月の前戦でロブ・ブラントから王座を奪回し、今回が2度目の初防衛戦。再び挑む立場から守る立場に変わったが、「いちいち意識していないですね。ベルト守るとかどうとかは全くなくて、ただ明日試合でベストを尽くすだけ」と意識せず。「前回の試合同様に無理せずに、着飾らずに、無理に笑顔を作る必要もないし、無理にカッコつけることも虚勢を張る必要もないし、そのままで勝負したいですね」と自然体を強調した。

 一方のバトラーは「体調はいい。明日が待ち遠しい」と意欲十分。「いいショーを見せるので、見逃さないでくれ」と自信を示した。

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