新日本G1・鷹木が石井との壮絶打撃戦に勝利「あのオッサンは不死身か」

 試合が終わっても石井智宏(左)と頭突きをする鷹木信悟=横浜文化体育館
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 「プロレス・新日本」(8日、横浜文化体育館)

 真夏の祭典「G1クライマックス」Bブロック公式戦が行われ、鷹木信悟がNEVER無差別級王者の石井智宏を破った。鷹木は3勝5敗、石井は4勝4敗。

 ジュニアヘビー級ながら今年のベスト・オブ・ザ・スーパー・ジュニアで準優勝した勢いに乗ってG1初参戦を果たした鷹木は、持ち前のパワーファイトで石井と真っ向勝負を展開。気迫むき出しでタックル、チョップ、ラリアットなどを放ち合う熱く激しい打撃戦を繰り広げて文体の観衆を興奮させた。一進一退の激闘は最後、カウント1で返し合う、壮絶なラリアットの応酬で鷹木が打ち勝ち、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンでピリオドを打った。

 すでに優勝の可能性はないものの、メインイベントを白星で飾った鷹木。締めのマイクでは「新日本プロレス。そして、G1クライマックス、強烈すぎるぞ。それから、石井智宏。なんだ、あのオッサンは。不死身か。ボコボコにされて訳分かんねえけど、今こうしてマイクを握っているということは、間違いなくオレが勝ったよな」と、真夏の祭典と石井の厳しさを口にした。

 昨年にドラゴンゲートから新日本に戦いの場を移し、「勝ったのはうれしいんだけどよ、オレは負け越しが決定してて決勝には上がれないんだよ」と話しながらも、「だけどな、オレは何年も前からG1に出たかった。だから、オレに取っちゃ、消化試合なんか1つもない。残すは1つ、日本武道館での後藤洋央紀戦(11日)。最高の舞台じゃねえか。最後の最後まで暴れ龍のごとく、とことん暴れ回ってやるからな。武道館でもばく進していくぞ」と奮闘を誓った。

 インタビューでも「石井、ホント、半端ない。全部強烈だよ。一発一発重いし、スタミナもある。ホントにヤバイと思った」と、改めて石井の実力に驚嘆。「スーパー・ジュニアが終わって、デカい口たたいてG1に殴り込んだんだ。悔しいよ。負け越しが決まってるから。オレはすでに大阪の内藤(哲也)戦(4日)で負けながらも自信を付けた。今日、勝って自信を付けた。次、後藤洋央紀か。後藤に対しては言いたいことたくさんあるよ。それは改めて武道館の初日にでも言うわ」とG1初参戦の収穫と、後藤戦への思いを熱弁した。

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