K-1王者カリミアン「イランの人たちに希望を持ってもらうため」初防衛誓う

 K-1の平成最後のビッグマッチ「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~K’FESTA.2~」(3月10日・さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ)でK-1 WORLD GPクルーザー級王座の初防衛戦を行うシナ・カリミアン(イラン)が4日、心境を語った。

 昨年9月の王座決定トーナメントを制したカリミアンは「1回戦からケガをして、決勝戦では目も足もひどく負傷していた。本当に厳しい試合だったが、試合中に色んな人たちの顔が浮かんできたんだ。家族、ファンのみんな…イランの人たちの顔が」と、優勝できた理由を振り返った。

 今回の初防衛戦では、米国の大手総合格闘技団体ベラトールで活躍する“メジャーリーガー”加藤久輝(ALIVE)の挑戦を受けるが「相手がどんな有名な選手であっても無名の選手であっても関係ない。試合をするというだけで、加藤がどんな選手かも問題にはしていない」ときっぱり。

 「母親は自分の子供を危険から守るためなら、どんなことも一生懸命やるだろう?私も同じで、このベルトも守るために、ファンの皆さんを楽しませるために、イランの人たちに楽しんでもらい、希望を持ってもらうために、もっと努力しなければならないという責任を感じている」と、王者として、イラン人としての誇りをにじませていた。

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