棚橋が新日本退団KUSHIDAとラストタッグで激勝!それでも最後は「ぶっつぶす」
「プロレス・新日本」(28日、後楽園ホール)
棚橋弘至が今月限りで新日本を退団するKUSHIDAと最後のタッグを結成し、ジェイ・ホワイト、外道組に勝利。29日に行われるKUSIDAの新日本最後の試合では一騎打ちで相手を務め、「ぶっつぶします!」と、手荒く送り出すことを予告した。
連携技や小刻みなタッチなどで息の合った所を見せた2人。最後は棚橋をイスで攻撃しようとしたホワイトをKUSHIDAがミサイルキックで蹴散らし、棚橋が孤立した外道をハイフライフローで葬った。
インタビューでKUSHIDAは「8年前、ここ後楽園ホールに、ボクをプロレスラーとして一人前にしてくれると言って来てくれました。あの時の恩は忘れません」と棚橋に感謝。「棚橋さんは8年前、35歳。今のKUSHIDAの年。そこからずっと背中を見てきました。次に棚橋さんの年になるまでどういうプロレスラーでいたいか、プロレスラーがプロレスラーであるために、プロレスラーとして命を授かったからにはプロレスラーとしての命を使い切りたい。明日はすべて出し切ります」と、29日の棚橋戦への意気込みを示した。
片や、新日本の生え抜きで多くの選手が去っていくのを見てきた棚橋は「オレはいつも見送る側だから見送られる方の気持ちは正直分かりません。だから、何が理想的な送り出し方なのかも分かりません」と複雑な表情。「型にはまったことが嫌いなんでね。さわやかに送り出す、そんな気持ちはさらさらないと思うよ。だから、明日はぶっつぶします!」と、手加減なしの惜別ファイトを宣言した。



