新日本・オカダと棚橋が歴史的握手!「プロレスは裏切りだけじゃない」

 「プロレス・新日本」(27日、後楽園ホール)

 オカダ・カズチカと棚橋弘至。新日本をけん引する2大エースが歴史的な握手を交わした。この日、オカダは矢野通、バレッタ、ロッキー・ロメロ、チャッキーTと組み、仲間割れしてバレットクラブOGと結託したジェイ・ホワイトと外道、タンガ・ロア、タマ・トンガ、バッドラック・ファレ組と対戦。最後はロメロがホワイトのブレードランナーを浴び、外道に押さえ込まれて敗れた。

 試合後、オカダはOGの集団暴行に遭うが、そこに棚橋が救出に登場。OGを次々蹴散らし、オカダとのツープラトンのエルボーでトンガをはね飛ばし、ホワイトにも繰り出そうとしたが逃げられてしまった。

 オカダと棚橋はしばらく対峙(たいじ)し、棚橋が握手を求めると、オカダはがっちりと応じた。12年にオカダが凱旋帰国してからしのぎを削った2人のライバル関係は新日本の話題の中心であった。8日の両国国技館大会ではオカダが棚橋の助太刀に駆けつけ、17日の後楽園ホール大会では棚橋がオカダを救出するなど、2人は雪解けムードにあったが、この歴史的“合体”に観衆は大興奮となった。

 インタビューでの棚橋は多くを語らず、「自分でもどうなるか分からないけど、プロレスは裏切りだけじゃないから」とコメント。一方のオカダはクールに「握手の意味は友達、棚橋さんに初めて友達ができたんじゃないかなと思います」と説明。だが、「でもね、別にこれで、タッグを組むわけではない。今回、助けてもらった分に関してはありがとうございます。友達として言ってやる。ただ、オレはね向かっているところがある。棚橋さんだってそうでしょ、ケニーを倒そうとしているんでしょ。オレも今、カワイイ後輩(ホワイト)をかわいがってあげないといけないから。生意気だね。まあ、何があるか分からない」と、すぐのタッグ結成は否定しながらも、今後の可能性に含みを持たせた。

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