「プロレス・新日本」（２７日、後楽園ホール）

　「スーパーＪｒ．タッグリーグ」の公式戦が行われ、エル・デスペラード、金丸義信組が勝ち点８で単独首位に立っていたロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン（ＬＩＪ）の鷹木信悟、ＢＵＳＨＩ組に勝利。全８チームが残り１試合となり、デスペラード、金丸組と鷹木、ＢＵＳＨＩ組、ＹＯＨ、ＳＨＯ組が勝ち点８の首位に並ぶ大混戦となった。

　デスペラードと金丸は多くの時間を場外戦に費やすなど大乱戦を展開。終盤にはデスペラードがＢＵＳＨＩの毒霧を浴びる大ピンチに陥ったが、金丸がレフェリーを場外に排除して切り抜け、最後はデスペラードがＢＵＳＨＩのＭＸを受け止めて金的攻撃を加え、さらにマスクをはぎ取り、エル・エス・クレロで丸め込んだ。

　ずる賢く白星を奪ったデスペラードは花道を引き揚げながら、「いつまでたってもお前はＢＵＳＨＩのまんまだな。鷹木、がっかりしたぜ、こんなもんか。テメエらごときがオレたちに勝てると思ってんのか」とアピール。インタビューでも金丸が「見たか。頭と腕が違うんだよ。テメエらビジュアルだけか。大したことねえな」とこき下ろした。

　さらに、デスペラードも「パレハだ、新しいパートナーだ、おう、スゲエじゃん、デカいの来たな。違えな！元々テメエらがいたところが小せえヤツしかいなくて、たまたまお前がデカかったから強く見えただけだよ。こっちに来てみたらこんなもんだ」と、ＬＩＪに新加入した鷹木を酷評。大型選手が多かった全日本、ノアで育った金丸も「でかいでかいって言うけど、オレがどんだけデカいヤツらとやってきたか分かるか。あんなもん、デカいうちに入らねえぞ」と勝ち誇った。