ビジャノ3号さん死去…66歳、脳梗塞 タイガーマスクのタイトルに挑戦
新日本プロレスなどに来日し、初代タイガーマスクに挑戦したメキシコの覆面レスラー、ビジャノ3号さんが21日(日本時間22日)、脳梗塞のため死去したことが23日、分かった。66歳。現地メディアが伝えた。最近は健康がすぐれず、公の場に姿を現すことも少なかったという。また、みちのくプロレスも公式ツイッターで訃報を伝え、哀悼の意を表している。
22日には葬儀が営まれ、弟のビジャノ4、5号やライバルのアトランティスをはじめオクタゴン、カネック、ブルー・パンテル、ソラール、エル・イホ・デル・サント、シン・カラ、リッキー・マルビンらが参列、最後の別れを告げた。
3号さんはメキシコの鉄人レイ・メンドーサの息子で、兄弟でビジャノ1~5号を名乗ったルチャドール一家。1、2号とのトリオ「ロス・ビジャノス」やシングルで活躍し、CMLLやUWA、AAAといったメジャーリングに参戦、数々のタイトルを獲得した。
また、マスカラ・コントラ・マスカラ(敗者覆面はぎマッチ)で無類の強さを発揮し、ブラソ兄弟やペガサス・キッド(クリス・ベノワ)らのマスクをはがしたが、2000年、アトランティスとのマスカラ戦で名勝負の末に敗れ、正体をさらした。昨年、CMLLの殿堂入りを果たしている。
日本では1982年、新日本で初代タイガーマスクのWWFジュニアヘビー級王座に挑戦した他、ユニバーサルにも来日した。
