チャイナさんの脳、研究のために提供へ

 先日45歳で死去した米プロレス団体WWEのチャイナの脳が研究のために提供されることになった。20日自宅で死亡しているところを発見されたチャイナは、死の前に臓器提供に同意しており、チャイナのマネージャーのアンソニー・アンザルド氏によると、医療研究へと役立てるために取り除いたチャイナの神経構造を提供する方向だという。「我々は、チャイナの脳を提供したいと思います。チャイナの原動力が何だったのか知りたいのです」

 チャイナの脳は、ウィル・スミスが映画『コンカッション』の中で演じていた亡くなったアメフト選手たちの脳を研究して慢性外傷性脳症(CTE)を発見したあの法医学者ベネット・オマルへ提供される予定だという。

 アンザルド氏は「(オマル医師は)この計画を知らせるために検死官を呼ぶと聞きました。そうすることで、検死官たちがチャイナの脳に注意を払ってくれますから。私達は、研究者たちが得られる全てを我々に与えてくれることをただ望んでいるだけです」と続ける。

 アンザルド氏は、処方された薬がそばにあるチャイナの遺体を自宅で最初に発見した1人である。

 警察当局は、誤って薬の過剰摂取をしたことでチャイナが死に至ったのではと見ており、遺体が発見された時には死から数日が経過していたという。

 チャイナは生前、うつや薬物、お酒の摂取について語っていたことがあるが、一度も中毒になったことはないと主張していた。(BANG Media International)

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