田中恒成 相手より王者・木村翔を意識「目の前で強いボクシングを見せたい」

 「ボクシング・10回戦」(31日、名古屋国際会議場)

 前WBOライトフライ級王者・田中恒成(22)=畑中=が30日、名古屋市内でフライ級転向初戦の前日計量に臨み、リミットの50・8キロで一発パスした。対戦相手のロニー・バルドナド(22)=フィリピン=は50・5キロだった。

 第一声は、対戦相手を意識したのか、英語で「グッドコンディション」。バルドナドの水分補給で、記念撮影が遅れても「OK、OK」と上機嫌。48・97キロのライトフライ級から、リミットが約1・8キロ増えた分の余裕を存分に示した。

 10戦10勝(6KO)の田中に対し、バルドナドは11戦10勝(7KO)1分という無敗対決。「自分のパンチを『軽っ』と思っていた」と減量苦とも闘っていたライトフライ級の記憶を振り切る1戦だが、リングで向かい合う相手以上に、強さを見せつけたいボクサーが会場に現れる。

 世界3階級制覇へ、標的となるWBOフライ級王者の木村翔(29)=青木=だ。「目の前で強いボクシングを見せたい。することになると思います」と強気に宣言したKO劇で、ビッグマッチを手繰り寄せる。

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