村田諒太が公開練習 日本での世界前哨戦「力まないようにしたい」

村田諒太が練習を公開
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 「ボクシング・世界タイトルマッチ前哨戦ミドル級10回戦」(30日、東京・有明コロシアム)

 WBO世界ミドル級3位の村田諒太(帝拳)が21日、都内のジムで練習を公開した。

 プロ12戦目の相手はメキシコ同級の右ボクサーファイター、ブルーノ・サンドバル。「序盤に強い選手なので気をつけたい。後手に回るつもりはないし、初めからプレッシャーをかけて途中で終わってくれれば。久しぶりの日本なので力まないようにしたい」と好調さをうかがわせた。

 現在のテーマとして「距離」を挙げた。「今回に限ったことではないのですが、自分のパンチが生きる距離をつかみたい。相手によって変えるのではなく、自分自身の距離を微調整しています」と言う。

 「前に出てプレッシャーをかけてイヤになるまで打つのが僕のスタイル」だが、破壊力抜群のパンチの威力を最大限に発揮できる距離にこだわっている。

 この日は14年9月に判定勝ちしたアドリアン・ルナ(メキシコ)と2ラウンドのスパーリングを行った。ロープに詰めて優位に立つ場面があったが「(距離を考え)詰めすぎないようにと思っていたが、詰めすぎてしまった」と反省した。

 この前哨戦をクリアすれば来春には世界挑戦が見えてくる。本田明彦会長は「以前からオファーしている。(WBO同級王者の)サンダースが(WBA、WBC、IBF同級王者)ゴロフキンや(WBOスーパーウエルター級王者)カネロとやりたがっていてまとまらない。プライドが高くて日本に来たがらないので、こちらが英国に行ってもいいとも言っている」と、サンダース側の挑戦受諾の回答を粘り強く待っている。

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