向井寛史が悲願のベルト奪取宣言「このタイトルは取らないといけない」

 ボクシングの六島ジムは25日、WBOアジアパシフィックスーパーフライ級王座決定12回戦に同級4位・向井寛史(30)が臨むことを発表した。11月23日、大阪・住吉スポーツセンターで相手は同級3位インタノン・シッチャモアン(29)=タイ。戦績は向井が12勝(2KO)4敗3分け、インタノンが30勝(18KO)8敗1分け。

 タイで2度の世界戦経験がある向井は、今回が5度目のタイトルマッチ。「12月に31歳になる。30歳で初めてのベルトを巻くことを意識。日本王座へ挑戦をたたきつけるためにもアピールしたい」と、悲願のベルト奪取を宣言した。

 ロンドン五輪金メダリスト村田諒太(帝拳)と南京都高(現京都広学館)の同級生で村田が主将、自身は副主将を務めた。日大に進み、全日本選手権3位、国体準優勝などの実績を残したアマチュアエリートだ。

 枝川孝会長が「関東では強いという評判なのかな。当たったけどなかなか挑戦を受けてくれなかった」と嘆くようにテクニシャンの評判は高く、国内ではなかなか対戦相手選びに苦労する。しかし、同タイトル奪取なら、世界ランク入り。再び世界への扉が開く。

 「僕に世界ランクがあれば、相手にもやるメリットが出てくる。いろんな意味で、このタイトルは取らないといけない」と向井の気合は半端じゃない。

 インタノンは今年4月、WBA世界同級王座戦で王者・河野公平(ワタナベ)に挑戦したタフな実力者だ。「自分の持ち味はスピード。パワーは付いたけど、一発に頼らずに戦いたい」と、技術勝負で攻略に自信。村田との差を埋めるためにも必勝だ。

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