得点ランキング単独トップの神村学園・倉中悠駕の“無重力ヘッド”
新年早々、驚いた。神村学園のFW・倉中悠駕(3年)の、“無重力ヘッド”だ。
4日にU等々力で行われた全国高校サッカー選手権大会準々決勝の対日大藤沢の後半、ゴール前に蹴り込まれたクロスにレンズを向けた瞬間だった。日大藤沢のディフェンダーの背後から驚異的な跳躍力で跳び上がって頭を合わせ、4点目のシュートを決めた。数分前にはハットトリックを達成していただけに、騒然となった場内が、衝撃の大きさを物語っていた。
私はすぐに撮影したコマを液晶画面で確認したが、まるで踏切り板を使ったかのようなハイジャンプ。そして無重力を感じさせるヘディングシュートに驚かされた。試合後の取材で恥骨を疲労骨折していたため、痛め止めの薬を服用していたことが分かり、さらにびっくり。万全の状態なら、もっと“馬力”があるということか。
初戦から3試合連続ゴール。大会6得点で単独トップに躍り出た。鹿児島城西・大迫勇也(現J1神戸)が記録した大会最多の10得点も夢ではない。この日は左足で2本、右足で1本、そして“無重力ヘッド”で4本目をゲット。まさに縦横無尽の得点力から目が離せない。
(デイリースポーツ・開出牧)





