【野球】広島・二俣 捕手再挑戦の現在地 フェニックスLで岡本「マダックス」導く 好テンポ&伝える力で最強ユーティリティーへ

 捕手練習を行う二俣
 フェニックス・リーグで岡本(右)とタッチを交わす二俣=14日
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 広島・二俣翔一内野手(22)がスーパーユーティリティープレーヤーを目指し、奮闘している。今秋から捕手に再挑戦中。参加している「みやざきフェニックス・リーグ」では、すでに捕手で4試合に出場するなど貴重な経験を積んでいる。先輩捕手陣の支えも受けながら、汗を流す若鯉の現在地に迫った。

 新たな挑戦はまずまずの手応えを得ながら進んでいる。今秋からルーキーイヤー以来、4年ぶりに捕手に再挑戦している二俣。「ここまでは順調にきているのかなと思います」と充実感を感じながら、汗を流している。

 フェニックス・リーグでは、ここまで6試合中4試合でマスクをかぶり、実戦の感覚を養っている。試合前の練習は捕手に専念。倉2軍バッテリーコーチの指導の下、キャッチングやブロッキング、スローイングなど、基礎から土台作りに取り組んでいる。

 捕手として一回り成長を感じさせたのが、14日・日本独立リーグ野球機構選抜戦(天福)だ。「5番・捕手」でスタメン出場し、今秋から先発に挑戦している同学年の岡本を好リード。4安打7奪三振無四球の完封に導き、球数100球未満で完封する「マダックス」も達成した。試合後半に返球のテンポを上げることでリズムを生んだのも勝因の一つ。「テンポよく投げてもらえるように工夫できた。自分もうれしいです」と充実感をにじませた。

 この試合で光ったのが、捕手として不可欠な伝える力だ。「ファウルを取っても構えたところより甘く来た球は、今のはダメと首を振って伝えていました」。岡本も「向こう(二俣)の思っていることも伝えてくれたので、意思疎通はすごく取れた」とバッテリーの信頼関係が結果に直結した。

 挑戦の裏には先輩や仲間たちの温かい支えがある。9月、新井監督から捕手挑戦を打診された直後、会沢に「使っていないキャッチャーミットがあれば譲ってください」とお願い。後日、マツダスタジアムで「けがだけはするなよ」と声をかけられながら手渡された。現在はブルペン捕手が使っていた坂倉のミットを譲り受け、試合で使用。同学年の渡辺からは防具を借りるなど、周囲に支えられながら奮闘を続けている。

 今秋のキャンプでも捕手メインの練習を続けていく予定だ。「全てが中途半端にならないように。ポジションも増えて(起用の)幅が広がるというは自分の強み」と二俣。目指すのは、唯一無二の最強ユーティリティープレーヤー。新たな境地を切り開き、チームに欠かせない存在へ上り詰める。(デイリースポーツ・高橋涼太朗)

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