【野球】新庄氏より前に現役復帰した選手たち “エースのジョー”は2年経て

 元プロ野球選手の新庄剛志氏(47)が現役復帰を目指すことを表明し話題を呼んでいる。27日にはNPBが同氏を自由契約選手として公示。これで、復帰が実現すれば、引退時に所属していた日本ハム以外の球団にも所属できることになった。そこで、過去に現役を退きながら復帰を果たした選手を振り返ってみる。(敬称略)

 巨人黄金期前期を支え「エースのジョー」と評された城之内邦雄投手は1971年に一度引退を表明した。62年に新人王、68年5月16日の大洋戦でノーヒットノーランを記録するなど、当時の巨人を代表する右腕だった。

 引退後の城之内は、野球評論家として活動していたが、ロッテの金田正一監督から誘いを受け、74年の1シーズンだけ現役復帰した。この年は5試合に登板して0勝0敗、防御率4・09。通算成績は359試合で141勝88敗、防御率2・57だった。以後、ロッテの2軍投手コーチなども務めた。

 近鉄、巨人でプレーしたタフィー・ローズは05年に巨人を退団後、1年間のブランクを経て、07年にオリックスで復帰。2年連続で40本塁打を記録するなど、持ち前の打撃力を発揮した。

 最近では、14年にヤクルトから戦力外通告を受け現役引退した阿部健太投手が15年に育成選手契約で復帰。ヤクルトの打撃投手兼スコアラーを務めていたが、故障者が続出したチーム事情からの措置だった。阿部は、この年のイースタン公式戦で11試合に出場。投手登録ながら、故障する野手が多かったことから左翼の守備に就くなどして、チームの緊急時に備えた。

 また、同じくヤクルトで14年の現役引退後、ブルペン捕手を務めていた新田玄気捕手は17年6月に育成選手で復帰。このときも、チームに故障者が多かったことからの“応急措置”だった。新田は、この年のイースタンで3試合に出場した。

 現役引退ではない形では02年に米大リーグ・メッツを退団した小宮山悟が、現役続行を希望しながらトレーニングを続け04年にロッテで復帰。05年の日本一に貢献するなど、09年までの6シーズンをプレーした。(デイリースポーツ)

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