【野球】カープが若手の小園&三好を起用する理由

 フレッシュな2人がチームに新風を吹かせている。後半戦から1軍に再昇格した広島のドラフト1位・小園海斗内野手は24日DeNA戦(横浜)から遊撃で5試合連続スタメン出場中。好守にハツラツとした動きを見せ、存在感を高めてきた。

 レギュラー田中広の打撃不振によって出番が巡ってきた形だが、東出打撃コーチは「育てるために出していない。勝つために出している。育てるためなら守備固めは出さない」と育成の側面を否定。ここ5試合は15打数3安打、打率・200の結果も「打ちそうだから出ている」と同コーチの評価は高い。

 スタメンで出続けることで貴重な経験も得ている。19日は巨人のエース菅野と初対戦。「ストライクを振れずに、ボール球を振らされた」。結果は3打数無安打に終わったが、「いい経験をさせてもらった。すごい投手の球をはじき返さないと活躍できない。これからに生かしたい」と前を向いた。

 もう1人は楽天からトレード加入した三好匠内野手だ。左腕先発時はスタメンに名前を連ね、前評判が高かった守備に加えて打撃でもアピール。東出コーチは「クセがないし、うちにいないタイプ」と評し、「DeNAの宮崎、(元巨人の)谷さんのようになってほしい」と巧打者2人に姿を重ね合わせた。

 千載一遇のチャンスに三好も目の色を変えている。広島では遠征先ホテルでの素振り、本拠地での試合前は早出特打が日課。「控えでも練習できる量がある。(素振りは)まとまってスイングするので、勉強になります」と目を輝かせる。

 緒方監督は前半戦を総括した会見で「若い選手、新しい選手が加わってきてくれないとまた苦しい戦いが続くと思う」と新戦力の台頭を切望していた。チームは首位巨人との3連戦3連勝。単独3位に浮上し、再進撃のムードが高まってきた。23日からは本拠地で中日3連戦だ。今季8勝6敗の竜狩りから逆襲を加速させたい。(デイリースポーツ・杉原史恭)

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