【野球】足攻が強みの侍J スモールベースボールで世界一奪還なるか

 WBCの日本代表が22日にアメリカとの準決勝に臨む。侍ジャパンは1、2次リーグを6戦全勝と勢いに乗り米国の地に乗り込んだ。スモールベースボールが代名詞ともいえる日本の野球。過去3大会の内、連覇を成し遂げた第1回と第2回大会は盗塁数の多さが際立っていた。そこで過去3大会での盗塁数など主な数字を振り返る。

 第一回大会での日本は攻撃面での好成績が目立った。

 参加した16カ国の内、日本がトップの数字を残したのは打率(・311)、本塁打(10)、打点(57)、盗塁(13)など。ちなみに盗塁を刺されたのは2回。一方の投手成績は防御率が3位となる2・49(1位は韓国の2・00、2位はプエルトリコの2・08)。一方、与死球はワーストの8、被本塁打も韓国、キューバと並ぶワーストタイの7本だった。

 連覇した第2回大会では打率が16カ国の中で5位となる・299。本塁打はトップのメキシコが14本に対して日本は4本。打点はトップの韓国が50なのに対し日本は5位の41だった。ただ、盗塁はトップの11で盗塁刺は4。ベスト4だった第3回大会は打率が16カ国の中で5位タイの・279。盗塁はトップながらも7で盗塁刺は4。防御率は6位の3・84だった。

 同大会で優勝したドミニカはトップとなる防御率1・75。各国で試合数に差があるものの、8試合で11ホールド、7セーブを挙げ共にトップ。打率は・288で、キューバの・343、カナダの・304に次いで、イタリアと並ぶ4位タイ。ディフェンスが堅いチームだった。

 盗塁に関して第3回大会は、前2回の大会に比べてやや劣っていた日本。ちなみに今大会では準決勝が始まる前の時点でトップとなる10盗塁。スモールベースボールが強みといった印象が強い日本だけに、走塁で攻撃のリズムを作るのも大きな特徴だ。

 一方、防御率は3・38でベスト4が出そろった時点で4カ国の中でワーストとなっている。(デイリースポーツ・折原良輔)

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