胸張れ平野流佳4位 シーズン違えばメダル獲得も…トリプルコークコンボ五輪初成功 明暗分けた高さの差
「ミラノ・コルティナ五輪・スノーボード男子ハーフパイプ・決勝」(13日、リヴィーニョ・スノーパーク)
2大会連続出場の平野流佳(23)=INPEX=は、91・00点で4位となった。高難度のスイッチバックから入った2本目と3本目は、中盤にトリプルコーク1440を2連続でつなぐルーティンを完遂したが、点数が伸びきらなかった。本人に手応えがあっただけに、1点差で表彰台を逃して大粒の涙。その場で泣き崩れ、約20分その場から動けなかった。
表彰台を分けた明暗について、日本代表の村上大輔コーチは「流佳のマックスの滑りを出した。ジャッジは流佳につけてもおかしくなかった。優斗、スコッティ、琉聖の滑りと比べた時に…若干、高さの部分(の差)があったのかな…」と分析した。
試合中に表示されている場内モニター。各選手のベストルーティン時の高さは、1位の戸塚優斗(ヨネックス)が5・3メートル、2位のスコッティ・ジェームズ(オーストラリア)が5・4メートル、3位の山田琉聖(チームJWSC)が5・5メートル。比べて平野流は4・5メートルで、7位の平野歩夢(TOKIOインカラミ)は4・7メートルだった。
わずか数十センチの差が明暗を分けたのかもしれない。今季は独創的な技やグラブなど個々の特徴を生かしたルーティンに点数が出ている傾向もあるだけに、シーズンが違えば平野流が金メダルに立っていた可能性は大いにある。村上コーチは「普通の大会なら金メダルの滑り。流佳はここから立ち直って4年後は真ん中を目指して、絶対にやってくれると思う」と期待した。涙をバネに、4年後は必ず華を咲かせてみせる。
