歴史的金のりくりゅう SP失敗後の舞台裏を明かす バスを降りると坂本花織の姿「璃来たちなら大丈夫と」「本当に素晴らしい人柄」

 ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート・ペアで金メダルに輝いた“りくりゅう”こと三浦璃来(24)、木原龍一(33)組=木下グループ=が17日、現地で一夜明け会見を行った。

 団体の銀と2つのメダルを首にかけ登場した二人。支えてくれた周囲への感謝を語るとともに、その一人でもあり、女子シングルスで金メダルを狙う坂本花織(シスメックス)にエールを送る場面があった。

 三浦は「かおちゃん(坂本花織)には、団体戦のSPよりもっと前から私たちは常に支えられている。彼女の明るさであったり、そういった部分にすごく救われている」と関係性を明かした。SP5位に終わった直後、フリーに臨む前には「SPで大きな失敗があって二人ともトボトボ歩いて帰ってたんですけど、かおちゃんがバスを降りたところで待っててくれて『璃来たちなら絶対大丈夫だよ』って声をかけてくれた」ことがあったという。「フリーも私たち以上に大泣きしてくれた。本当に素晴らしい人柄でもありますし、心から今日からの(女子)SPを現地で応援したい」と語った。

 坂本は16日の公式練習に臨んだ後、“りくりゅう”がSPでミスをしたことに触れ「緊張っていうか、なんか、変な感じなんですけど、緊張でもプレッシャーでもなくて恐怖っていうのが一番当てはまるというか」と自身の心境を吐露。そして「こういう予期せぬ形があるっていうのを連続で見てしまうと、正直、見てすぐは自分もなるなって感じで。もともとメンタル強くないんですけど、いつもごまかしごまかしやってきている部分が今、ごまかせなくなってきているなっていう感覚がある。過去イチ」と涙をこぼしながら明かしていた。その後、ペアフリーでの大逆転を見届けた際は、客席で歓喜の涙を流していた。

 種目は違うものの、フィギュア界をけん引してきた。木原も坂本の存在の大きさについて言及し、「坂本選手には二人ともエネルギーをいただいている。かおちゃんがいなかったらチームジャパンは成り立たないと思う」と感謝。その上で「ただ今回僕たちはSPですごく大きな失敗をしたので、それは多分かおちゃんの分の厄を全部落とした、引き受けたと思う。かおちゃんはもう全然問題ないと思うので、恐れず伸び伸びと滑ってほしい」とエールを送っていた。

 会見の冒頭では大逆転から一夜明けた心境も吐露した。三浦は「まだ試合が終わってから10時間ぐらいしか経ってないので、実感が湧いていなけど、オリンピックという舞台で自分たちらしい演技ができて、本当に嬉しく思っています」と笑顔。木原は「正直、まだ実感が湧いていない。試合が終わってから一睡もできていないので、試合が終わっていない感じがする。今回SPで大きなミスをしてしまって、もう無理かなと思ってしまって、心が折れてしまっていたんですけれども、その中でも璃来ちゃん、コーチ、トレーナーの方だったり、皆さんが僕の心をもう一度立て直してくれた。口で言うのは簡単なんですけど、諦めないことの大切さを改めて学べました」と振り返っていた。

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