【五輪サイドストーリー】戸塚優斗と平野流佳の恩師が明かす2人の素顔「優斗は天才型、流佳は努力型」

 「ミラノ・コルティナ五輪・スノーボード男子ハーフパイプ・決勝」(13日、リヴィーニョ・スノーパーク)

 3大会連続出場の戸塚優斗(24)=ヨネックス=が、トリプルコーク1440のコンボを含めた異次元ルーティンで悲願の金メダルを獲得した。他の日本勢では山田琉聖(チームJWSC)が3位、平野流佳(INPEX)が4位、平野歩夢(TOKIOインカラミ)が7位に入った。

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 戸塚と平野流の幼少期のコーチを務めた元プロスノーボーダーの青木亮さん。戸塚のことを「簡単に言えば天才肌」とし、平野流を「努力型」と表現。コツコツ積み上げてきた平野流を見て戸塚が焦り、先を行く戸塚を見て平野流がさらに努力する。互いがうまく相乗効果となり、五輪で表彰台を争うレベルまで成長した。

 練習姿勢も正反対。平野流はあまり感情を表に出さないが、戸塚は「滑りに出す」という。スイッチが入っている時はスノーモービルでパイプの上まで上げてくれる施設であっても、板を抱えてダッシュで上がる。滑る本数が増加し、一気に上達する。

 今では主流のトリプルコーク1440を世界で初めて練習で成功させたのは、実は戸塚と言われている。2本目で転倒して3本目を棄権した18年平昌五輪から帰国後、高鷲スノーパークでいきなり打った。「背中が燃えていたし、五輪が悔しすぎて、何を思ったかやり出した」と青木さんは懐かしそうに笑った。

 五輪当日は現地で観戦した。「2人ともまだ五輪で自分の納得のいく滑りをしていない。そこをさせてあげたいっすよね」。戸塚は頂点に立ち、平野流は4位だったが会心の滑りを披露した。初代教え子の五輪での奮闘は、恩師の心を強く打ったはずだ。

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