井上尚弥が明言「5月東京ドームで中谷潤人と本気でぶつかる」8年連続9度目MVPで壇上スピーチ 中谷が前戦苦戦で不利予想も「そう思わない」「成長させてしまった」
プロボクシングの2025年年間表彰式が17日、都内のホテルで開催された。8年連続9度目の年間最優秀選手賞(MVP)に選ばれた4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(32)=大橋=が壇上であいさつし、1年前に壇上で対戦を呼びかけた中谷潤人(28)=M・T=とのドリームマッチに自ら言及。「1年前にここでビッグマッチを約束しました。お互いに勝って1年後にやりましょうと。その約束をお互い果たすことができました。今年5月、東京ドームで中谷潤人と本気でぶつかります」と明言し、「皆さん、お互いの勇姿を必ず見届けてください」と呼びかけた。
初めてのそろい踏みとなった昨年12月27日のサウジアラビアでの世界戦興行では、井上はアラン・ピカソ(メキシコ)を大差判定で退け、中谷もスーパーバンタム級初戦でセバスチャン・エルナンデス(メキシコ)に苦戦しながらも判定勝ちした。互いに最後の前哨戦をクリアし、いよいよ機運が高まる中、井上は「久々に高いモチベーションがある。(中谷は)もちろん次の対戦相手として意識する」と、同席した表彰式での交流や会話も最小限にとどめた。
ドリームマッチについて「久々の日本人との戦いですし、井上が勝つとか、中谷が勝つとか少なからず(意見が)割れていると思いますから(笑)。まだまだだぞというところをしっかり見せつけたい」と意欲。中谷が前戦で苦戦したことで井上勝利を予想する声も大きくなっているが、「僕はそうは思わない」と一蹴。エルナンデスとはかつてスパーリング相手として拳を交えているだけに「相手の地味な強さを知ってますから。やる前からああなるんだろうなと予想してましたし、その相手にフルで戦い抜いたっていうのは一つ彼にとって財産だろうし、(中谷を)逆に成長させてしまった一戦ではあるかな」と警戒を強めた。
また、中谷戦がスーパーバンタム級での最後の戦いになる可能性も示唆し、「今の時点では(この階級での)集大成と考えている。その先はお楽しみということで」と言及した。
昨年末のピカソ戦を終えた後はリフレッシュし、2月から本格的な練習を再開。5月決戦に向けて、「言葉には言い表せないが、今までになく自分の中で燃えたぎっている。非常に楽しみ」と腕をぶした。





