【船木和喜氏の視点】ジャンプ男子団体5位 難条件に対応できず展開も良くなかった
「北京五輪・ノルディックスキージャンプ・男子団体・決勝」(14日、国家スキージャンプセンター)
男子団体(ヒルサイズ=HS140メートル)で日本は5位に終わり、個人ノーマルヒル金、同ラージヒル銀メダルの小林陵侑(25)=土屋ホーム=は3つ目のメダルを逃した。佐藤幸椰(26)=雪印メグミルク、中村直幹(25)=フライングラボラトリー、小林潤志郎(30)=雪印メグミルク=との『シン・日の丸飛行隊』4人は1回目を5位で折り返し、上位8チームによる2回目に進んだものの、2大会ぶりのメダルには届かなかった。
◇ ◇
男子団体は何度も試合が中断した。空中でスキーが揺れる選手が多かった。ただの追い風ではなく、横風が吹いていたのだろう。日本は荒れた難しい条件に対応する能力で、上位勢に劣った。実力の差が如実に表れた。
試合展開としても良くなかった。追う立場で迎えた2回目に、日本はみんな飛距離を落とした。差を詰めないといけない状況で飛距離を伸ばせないと、後に続く選手にどんどん重圧がかかる。いくら最後に小林陵がいてもラージヒルで180メートルは飛べないので、限界がある。
ただ今大会は小林陵が個人ノーマルヒルで金メダルを取ったことが大きい。日本のジャンプ勢にとっては1998年長野五輪以来なのでうれしい。個人ラージヒルでも銀メダルを獲得した。調子は良さそうだし、流れが変わるような感じはないので、この後のW杯も楽しみだ。個人総合も普通に勝ち取ってくれると思う。(長野五輪金メダリスト・船木和喜)
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