高梨沙羅の失格騒動に葛西紀明氏「怒りしかない!」「五輪だから、じゃ済まされない」

 ノルディックスキー・ジャンプで8大会連続で五輪に出場した葛西紀明(49)が8日夕、ブログを更新。7日に行われた北京五輪スキージャンプ男女混合団体で、高梨沙羅(25)の1本目のジャンプがスーツ規定違反により失格となった問題について、怒りをつづった。

 「昨日の男女混合団体戦 何か裏がありそうな気もしますが・・・憶測でものを言うのはやめておきます」とまだ消化しきれていない部分があることもにじませた上で、「オリンピックでは悔し涙や嬉し涙が見たいのに オリンピックに来てまでどうしてあのような酷い涙を流させるのか!どうして残酷な涙を見なきゃならないのか!悔しくてしょうがないし、悔しさ通り越して怒りしかない!!」と悔しさ、怒りをぶつけた。

 8大会連続で冬季五輪に出場したレジェンドも「オリンピックだからこんな事もある!じゃ済まされないですね」と今回の一件は看過できないことを付け加えた。

 そして、「高梨選手にはこんなことに負けないでまた四年後リベンジしてもらいたいです」とエールを送った。

 高梨選手は8日夜、インスタグラムにメッセージを投稿。謝罪とともに「私の失格のせいで皆の人生を変えてしまったことは変わりようのない事実です。謝ってもメダルは返ってくることはなく、責任がとれるとも思っておりませんが、今後の私の競技に関しては考える必要があります」と自身の進退についても言及する部分があり、メンタルを心配する声、励ましの声が多数寄せられている。

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