小平奈緒 死角なし 韓国メディア押し寄せても!冬主将“負のジンクス”にも気負わず

 平昌五輪に出場する日本選手団の本隊132人(選手70人、役員62人)が4日、成田空港からのチャーター機で韓国・襄陽(やんやん)国際空港に到着した。選手団の主将を務め、金メダルの期待がかかるスピードスケートの“絶対女王”小平奈緒(31)=相沢病院=は、500メートルで五輪3連覇に挑む地元韓国の英雄・李相花のライバルということもあり、韓国メディアも注目。チームジャパンのエースは「ドキドキワクワクを味わいたい」と胸を躍らせた。

 培ってきた自信は揺らがない。決戦の地・韓国に降り立った小平主将の表情は穏やかだった。

 「すごく気持ちは落ち着いているし、充実している。高まっているというより、自分の人生の今を生きている感じがする」

 500メートルでは昨季から国内外24連勝中。1000メートルでは世界記録も樹立した。2種目の大本命として帰ってきた3度目の夢舞台。「五輪っていう大会は、選手をドキドキワクワクさせてくれる。今まで以上に、全力で思う存分、ドキドキワクワクの瞬間を味わいたい」と、笑顔を交えて意気込みを語った。

 空港には多くの韓国メディアも駆けつけた。500メートルで五輪3連覇を狙う“女帝”李相花の最大の難敵として注目を集める。同国メディアから李相花とのレースについて問われると「李相花も素晴らしい選手なので、勝つというよりは一緒に熱い戦いができれば」と、決戦に向けて気持ちを高ぶらせた。

 冬季五輪の主将は、いまだ金メダルなしという“負のジンクス”もある。それでも「選手を代表する立場ではあるけど、今大会はどの競技でも“自分が主役”だと思って活躍できる選手がたくさんいる。私もその一員として頑張る姿を示していきたい」と気負いはない。

 長野での直前練習では自己ベストのラップも記録したというほど、心技体は充実。「体調管理をしっかりとして本番に臨めれば」。チームジャパンの大黒柱に、死角は見当たらない。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

五輪最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    デイリーおすすめアイテム

    注目トピックス