フィギュアのエキシビ中にまさか停電…スマホで光、観衆サポートに台湾協会「感謝」

 「フィギュアスケート・四大陸選手権」(27日、台北)

 全ての競技が終了し、エキシビションが行われたが、会場を思わぬハプニングが襲った。終盤、優勝した米国ペアのケイン・オシェア組の演技中に、突如、会場が停電。照明が落ち、音楽が止まったが、非常灯がともる中2人は手を取り合い演技を続けた。

 大トリだった男子シングル優勝の金博洋(中国)は結局エキシビションナンバーを披露できず。しかし氷上に姿を見せると、多くのファンがスマートフォンの懐中電灯機能で明かりをリンクへ向け、幻想的な“手作りリンク”が完成。その中で出演選手によるフィナーレも行われ、会場はハプニングに負けない温かな雰囲気に包まれた。

 さらに金は“アンコール”に応え、4回転ルッツに挑戦。きれいに決めることはできず、ガックリ肩を落としたが、さらに大きな拍手が送られた。

 台湾スケート協会の秘書長によると、近くの変電所でトラブルがあり、ブレーカーが落ちたという。選手に対し「最後までパフォーマンスしてくれて本当に感謝しているし、観客の皆さんにも感謝しています」と話した。

 この日の男子フリーでは、金博洋がフリー200・78点、合計300・95点で逆転優勝。宇野昌磨(トヨタ自動車)は2位だった。

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