沙羅“恩返し金行脚”プラン「日本を一周してみたい」
平昌五輪(2月9日開幕、韓国)に出場する日本選手団の結団式が24日、東京・大田区総合体育館で行われた。旗手のノルディックスキー・ジャンプ男子の葛西紀明(45)=土屋ホーム=は海外遠征中で欠席したため、同女子の高梨沙羅(21)=クラレ=が代行を務めた。
高梨が五輪後の“金メダル行脚”プランをぶち上げた。「いい結果で帰ってこられたら日本を一周してみたい。日本に住んでいながら日本のことをあまり知らないので」。大阪以西にほぼ行ったことがなく「車で一人旅できたらいろんなものを感じられる。お礼の意味も込めてメダルを持っていきたい」と、全国恩返しツアーを計画中だ。
結団式では旗手代行を務めた。団旗は身長の約2倍で「重かった。あらためて夢の舞台に立たせていただいているんだと感じた」と感想を口にした。
男女を通じて史上最多54勝に王手をかけながら、今季はW杯8戦で勝利がない。夜には五輪前最終戦のリュブノ大会(27~28日、スロベニア)に出発。「心をしっかり燃やして平昌五輪にピーク持っていけるように頑張りたい」。悲願の金メダルへ最終準備に入る。