ボルト最後の五輪で「200メートルで19秒の壁突破」目標

 陸上男子100メートルで9秒58の、200メートルで19秒19の世界記録を持つウサイン・ボルト選手(29)=ジャマイカ=が8日、リオデジャネイロで記者会見し、両種目の3連覇が懸かる五輪を前に「間違いなく最後の五輪になる。愛する200メートルで世界新を出したい。いつも19秒の壁を突破する夢がある」と笑顔で意欲を語った。

 世界各国の報道陣が集まる中、黄色のポロシャツ姿で登場。左太もも裏の故障から順調に回復し「調子は上がっている。自分の力を証明したい」と万全の仕上がりをアピールした。今季絶好調のジャスティン・ガトリン選手(米国)らライバルについて問われると「誰か一人という注目の選手はいない」とスーパースターの存在感を漂わせた。

 復帰レースとなった7月22日のロンドン・グランプリは200メートルを19秒89で優勝。同27日にリオ入りした。会見は終始笑いに包まれ、最後はブラジルらしいサンバのリズムに合わせてダンサーが登場。ボルトも一緒に踊って上機嫌で引き揚げた。

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