篠原信一氏がデイリー「リオ五輪特命応援団長」就任!「心はクリスタル」

 柔道男子の前日本代表監督で、最近ではタレントとして多彩な才能を発揮している篠原信一氏(43)が、8月6日から始まるリオデジャネイロ五輪のデイリースポーツ特命応援団長に就任することになった。期間中はコラム「超規格外」を随時掲載予定。選手、監督として五輪を経験、またタレントとして視野を広げる“篠原の考え”に注目してください。

 「ちゃんとせんかいっ」「あ○っ!!」「ぼ●っ!!」

 「監督時代に、選手をしごいてたように」。写真撮影時に、こちらが要望を出すと、表情が瞬時に変わる。最近、人気を博すコスプレ家ではなく、まさに、勝負師の顔。イベントでは事あるごとに「五輪の仕事が来ん」と嘆いていたが、デイリーから応援団長就任要請が届くと、一発OKだった。

 実は…と言いながら、自身の素顔を明かす。「クリスタルガラスのような、透き通った心の持ち主なんです。ちょっと厳しいことを言われると、ポロポロと心が崩れていく。篠原はまさにクリスタル」。時には厳しさも必要な応援団長が務まるか、やや心もとない気もするが、身長190センチ、体重103キロ(現役時代から30キロ減)の巨体は団長にふさわしく、迫力満点だ。

 00年のシドニー五輪柔道100キロ超級。篠原氏は審判の誤審に泣かされ、銀メダルに終わった。ドイエ(フランス)との決勝戦。相手の内股に対し、内股すかしが決まったかに見えた。

 「ガッツポーズもしてたし、一本でしょ、と」。ただ、審判の判定は主審を含む2人が、相手の有効。「なんで一本ちゃうの、なんでポイント自分ちゃうの」。おかしな判定ばかりに気を取られ、気持ちを切り替えることができないまま、試合は進んでいく。一度は追いつくも、再びポイントを奪われ、悲願だった世界の頂点には立てなかった。

 「なんで、あの時に相手をもう一回投げてやろうと切り替えができなかったのか。そういう状況判断ができんかった自分が悔しくて、悔しくて。五輪では状況判断を含め、心技体そろった、その日一番強い選手が勝つ!」

 12年のロンドン五輪では、男子柔道監督としてチームを率いたが、史上初の金メダルなし。「五輪では自分は持ってない」と苦笑したが、いろんな経験をしたからこそ、読者に伝えられることもある。

 「初めて外から見る4年に一度のビッグイベント。感動したり、頑張れと応援したり、時には厳しい意見を言ったり。すがすがしく、そして熱い気持ちで見ていきたい。今回は自分が絡んでないんで、いけるんちゃいますか」

 コラムタイトルは「超規格外」。柔道は決して手を抜かない。遊びも真剣。もちろん、現在のタレント業も常に全力投球。常識にははまらない、規格外に生きてきた団長だからこその熱い言葉に、こうご期待!!

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