体操 史上初の団体金チームが総入れ替わりも連覇射程 水鳥強化本部長「金狙える」

 4度目の五輪出場を決めた内村航平(後列左端)前列左から村上茉愛、畠田瞳、平岩優奈、杉原愛子。後列左から1人置いて谷川航、北園丈琉、橋本大輝、萱和磨(撮影・堀内翔)
 スタンドで見守る内村航平の母・周子さん(中央)=代表撮影
 女子床運動決勝 優勝を決め、泣きながら畠田瞳(手前)に抱きつく杉原愛子(代表撮影)
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 「体操・全日本種目別選手権」(6日、高崎アリーナ)

 東京五輪代表国内最終選考会が終了し、団体メンバー残り2枠は谷川航(24)=セントラルスポーツ=と北園丈琉(18)=徳洲会=に決定。リオデジャネイロ五輪団体金メダルメンバーの白井健三(24)=日体大教員=と、田中佑典(31)=コナミ=の落選が決まった。

 大黒柱の内村が個人枠での出場を選んだため、これで16年リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得した団体メンバーが全員姿を消すこととなった。1年延期による5年の時間と、リオ五輪までの5人から1人減った団体4人制の採用が、厳しい世代交代を導いた。前回大会の団体メンバーが全員入れ替わるのは、1984年ロサンゼルス五輪-1988年ソウル五輪以来33年ぶり。団体金メダルを獲得したチームのメンバーが次大会で総入れ替わりとなるのは史上初の出来事となった。

 ただ、すでに代表入りを決めていた橋本大輝(19)=順大=、萱和磨(24)=セントラルスポーツ=に谷川航、北園を加えた平均年齢21・25歳(リオ五輪は24・2歳)の若きチームは、十分に日本を連覇に導く力を持つ。4人とも個人総合で金メダルを取れる力をもっており、全員が「最強のチーム」と口をそろえる。

 難度を示すDスコアの合計点ではライバルの中国、ロシアを上回っており、水鳥寿思男子強化本部長も「仮に選考会なしで自分が選手を選考するなら、現状ではこの4人が1番ポテンシャルを持っていると思っていた。彼らが苦しい戦いを勝ち抜いて、最終的に選ばれてくれた。本当に日本が胸を張って送り出せる4人。金メダルを狙える4人」と、太鼓判を押した。

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