天龍 引退試合はオカダとシングル戦
「天龍源一郎引退最終興行」(11月15日、両国国技館)
ミスター・プロレスこと天龍源一郎(65)が2日、東京・後楽園ホールで会見を開き、11月15日の引退試合が新日本プロレス現IWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカ(27)とのシングル戦に決まったことを発表した。両者は初対決。現役トップ選手とのシングル戦が引退試合となることは異例だ。
会見の最中に、天龍自ら「(自分にとって)大満足の一戦になると思います。天龍源一郎とオカダ・カズチカの60分一本勝負を行いたいと思います」と発表した。
かねてからオカダ戦を熱望していた天龍は8月16日、オカダが所属する新日本両国大会を訪れ、「11月15日、出て来い」と挑発。オカダは「どうなっても知らないですよ。それでもいいならやりましょう」と了承していた。
現在のプロレス界のトップに君臨する若き王者との対決は無謀にも思える。オカダは「8月16日の両国でもいったように11月15日はどうなっても知りません。僕と同じ時代じゃなくて良かったということを分かってもらいます」と天龍を挑発するコメントを出した。
これに天龍も「紳士的に応じたつもりの俺にクソヤロウと思わせてくれた」とニヤリ。「サッカーボールキックとグーパンチとのど元へのチョップだけで勝負をつけてやります。お客さんはブーたれるかもしれないけど、その心構えでやっていきますよ」と、昭和のプロレスのかおりがするシンプルな技で力を見せつけるつもりでいる。
試合時にオカダは28歳で、37歳差の直接対決となる。
引退試合が行われる大会名は「~天龍源一郎 引退~革命終焉 Revolution FINAL」で、BSスカパー!が11月15日午後3時から生中継する。