【ボート】元甲子園球児・入海が初勝利

 「岡山県モーターボート選手権」(7日、児島)

 6Rで19歳の入海馨(いるみ・けい)=116期・B2=がデビューから8カ月、79走目にして初勝利を飾った。岡山支部の強豪が集結する新春レース、しかも6Rは1、2、3号艇がA級レーサーという番組編成。師匠の小畑実成、玄馬徹、柏野幸二というA級3人を破っての1着で、3連単で12万1960円の高配当となった。

 6コースの入海はコンマ14のトップSを放ち、1周1Mはまくり差し。差した柏野幸二がバックで伸びて迫るも、1周2Mで冷静に柏野を先に回して差し切り初勝利のゴールを駆け抜けた。「地元の先輩と一緒のシリーズで勉強になることが多かった。最後に乗り味がきていて、1周2Mも冷静に差せた」と記念すべき初勝利を、地元児島で手にした。

 入海は岡山県で最多の甲子園出場を誇る関西(かんぜい)高等学校の野球部出身。13年には、春の選抜大会に正三塁手として出場した経験を持ち、デビュー前から注目されていた。初日の選手紹介式では、「これしかできない。こっちの方が緊張しない」と高らかに甲子園流の選手宣誓。「ここまで思うように勝てなかったが、一つ一つ階段を上って、まず今期B1に」と喜びをかみしめた。

 この後はF休みに入るが、休み中には川崎智幸、茅原悠紀と共にテレビ出演も決定しており、最終日の児島ボートには関係者が打ち合わせに訪れていた。「お二人とご一緒なんて恐れ多いんですが、その前に初勝利ができて良かった」とニッコリ。大物二人との共演を前に初勝利を飾る強運ぶりを見せつけた。

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