超マイナー種牡馬産駒が最低人気で新馬勝ち!JRA唯一の産駒

 単勝189・3倍と断トツの最低11番人気だったオウケンダイヤ(牝2歳、父オウケンマジック、母オウケンハート、栗東・西村真幸厩舎)が、後方待機策から直線鋭く伸びて一気の差し切り勝ちを決めた。

 松若風馬騎手は「4コーナーで気合をつけたら、しまいは反応してくれた。本当に小さい馬で非力なので、小倉の1200メートルは合っていますね」と笑顔で振り返った。

 現役時代は1000万下止まりだったオウケンマジックの産駒は今年デビューで、中央ではただ1頭しか登録されていない。その唯一の産駒で376キロの超小兵が見事にデビュー勝ちを決めた。

 “オウケン”の冠名で知られる福井明オーナーは「思い入れのある馬で勝ててうれしい。ロマンですね」と感慨深げ。今後については「調教師と相談してですが、小倉2歳S(9月6日・小倉)に行きたい」と重賞挑戦を見据えていた。

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