【安田記念】ジャスタウェイが辛勝

グランプリボス(左)との激しいたたき合いを制し安田記念を優勝したジャスタウェイ=東京競馬場(撮影・田村亮介)
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 「安田記念・G1」(8日・東京)

 1番人気のジャスタウェイがゴール前の競り合いを鼻差抑えて、春のマイル王をもぎ取った。

 連日の降雨でたっぷりと水分を含んだ芝コース。3歳マイル王のミッキーアイルが逃げたが、直線で早めに馬群にのまれて失速。荒れた馬場に各馬が苦しむ中、坂を上がって堂々と抜け出したのは16番人気のグランプリボスだった。しかし、その内からジャスタウェイが猛追。最後は首の上げ下げになったが、これを鼻差かわし、1分36秒8のタイムで単勝1・7倍の断トツ人気に応えた。ドバイデューティフリーで世界の強豪を倒して以来となる凱旋レースを制してG1・3連勝。

 騎乗停止中の主戦・福永祐一騎手に代わり、久々に手綱を取った柴田善臣騎手は「すごい馬だね。追ってても何度も(馬場に)脚を取られていたけど、最後まで抜かしてやろうと、あきらめない気持ちは、さすがに世界一になった馬だね」とその強さを絶賛した。内ラチ沿いを伸びた昨年の2着馬で10番人気のショウナンマイティが3着に入り、3連単は37万超え馬券となった。

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