泥田と化した府中での安田記念。グランプリボスとの死闘を約９センチ差で制したジャスタウェイは９日午前１時前、栗東トレセンに帰厩した。一夜明けた月曜朝、榎本助手は、断然人気に応えた勝利に「正直、ホッとしました」と安堵（あんど）の表情を浮かべ、「あんな馬場でしたから、この馬にしては珍しく（馬房に）来たら寝ていたので、疲れはあったんでしょう」と愛馬をねぎらった。

　次走に予定する宝塚記念（２９日・阪神）については「しばらく運動だけにして、状態を見ながらですね」と慎重ながら、帰厩後もしっかりカイバは食べている。現在ファン投票１位の僚馬ゴールドシップとの対決が実現するか、注目が集まる。