ドーピング隠蔽、口封じも 賄賂や恐喝の実態明らかに

 【ロンドン共同】女子マラソンのリリア・ショブホワ選手(ロシア)のドーピング違反を隠蔽したとしてラミン・ディアク前会長(セネガル)の息子ら3人に永久追放処分を科した国際陸連の倫理委員会は7日に約170ページに及ぶ報告書を発表した。国際陸連とロシア陸連の幹部が共謀し、賄賂や恐喝の不正を図った実態が浮かび上がった。

 同選手が結局は2014年に資格停止処分になると、賄賂は返金され、倫理委はこの返金を「口封じを図った」ものと指摘した。

 報告書によるとショブホワ選手のドーピング違反隠しは、国際陸連コンサルタントだったパパマッサタ・ディアク氏ら3人が主導して画策した。

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