【ロンドン共同】ロシア陸上界の組織的なドーピング問題に関連し、国際陸連のデービス会長室長が2013年にモスクワで開かれた世界選手権の大会直前にロシアのドーピング違反者の公表を意図的に遅らせることを画策していたことが21日、分かった。英BBC放送などが報じた。国際陸連のコー会長が信頼する右腕の疑惑発覚で組織の体質を問われる新たな事態に直面しそうだ。
ディアク前会長(セネガル)の息子で国際陸連のコンサルタントだったパパマッサタ・ディアク氏に宛てたメールによると、デービス会長室長は名前の公表について「今は賢く振る舞う必要がある」と提案した。