「高校野球・秋季関東大会準決勝、木更津総合２－０東海大甲府」（４日、大宮公園）

　木更津総合が競り勝ち、２年連続３度目の決勝進出を果たした。

　今大会初登板の左腕・武田大慶投手（２年）が公式戦初完投初完封。鋭いスライダーがさえ、２試合連続でコールド勝ちしていた東海大甲府に、４安打しか許さなかった。バットでも、二回に先制の右前適時打を放った。

　エース・早川が２戦連続完投で４強入りに導いた後を受けての先発マウンド。「自分もちゃんとしないといけない。点を取られたくなかった」と、気迫を前面に出し、ピンチを切り抜ければ雄たけびをあげた。

　大黒柱に続く左腕の好投。五島卓道監督も「武田も早川に追いついていこうと頑張っていた。同級生の意地もあるでしょう」と、満足げだった。

　木更津総合は初優勝をかけて、常総学院と決勝を戦う。