常総4強でセンバツ当確!鈴木連続完投
「高校野球・秋季関東大会準々決勝、常総学院2-1日本航空」(3日、県営大宮公園野球場)
常総学院が競り勝って4強入りし、来春センバツ出場を確実にした。鈴木昭汰投手(2年)が、2試合連続となる1失点完投の好投で勝利をもたらした。木更津総合、東海大甲府、桐生第一も準決勝に進出。来春センバツ出場に当確ランプをともした。
大黒柱のプライドで1点差を守り抜いた。2年連続の春切符をほぼ手中にする力投。鈴木は「今日勝てて本当にうれしい」と、満面の笑みを浮かべた。
10奪三振の力投で横浜を破った1回戦から中1日。疲労は隠せずとも、打たせて取る投球を徹底。八回1死一、三塁ではスリーバントスクイズを外すなど、冷静さも光った。
初戦で投げ勝った来秋ドラフト候補右腕の横浜・藤平は、中3時に15U(15歳以下)侍ジャパンのチームメート。前日に「負けるなよ」と連絡があった。「あいつの分まで勝たなきゃいけなかった」と、ライバルの思いも背負っていた。
2季連続の聖地を狙った今夏は県4回戦で敗退。秋にかけていた143キロ左腕は「ここ一番に強い投手になる」という誓いをしっかりと果たした。

