大叔父・尾崎行雄氏との約束果たせず
「高校野球・京都大会2回戦、京都国際4-8京都外大西」(14日・太陽が丘)
東映、日拓で活躍し「怪童」と呼ばれた尾崎行雄氏を大叔父に持つ金本優大主将(3年)率いる京都国際が敗れた。
悔いはなかった。それでも涙が止まらなかった。金本が憧れの大叔父さんと約束した甲子園-。5点を追う六回、「自分が引っ張っていかないと」と無死二塁から左前打を放ってチャンスを拡大した。さらに二盗を決め、チームが3点差に迫ると球場に反撃ムードが漂ってきた。
だが八回に2死から連続長打を浴びて致命的な1点を失い、万事休す。試合後は頬を涙でぬらしながら「準備不足でした。でも高校3年間に悔いはありません」と話した。
小さい頃から、尾崎さんが大阪に帰省した際にはキャッチボールの相手をしてくれた。中学3年の進学前、「必ず甲子園に行けよ」と声をかけられた。だが高校1年の6月に尾崎さんが他界。交わした約束が最後の言葉だった。
寮生活だっため2年間、墓前に手を合わせることができなかった金本。「きっと(お参りに)行きます」。今後は大学に進学し、大叔父さんが活躍したプロの世界を目指す。
