大谷翔平に代わる4番タッカー「4連勝できる力あるのはこのチームだけ」 “シリーズ敗退率”98%崖っぷちも「勝ち続けるしかない」
「ナ・リーグ優勝決定シリーズ、ドジャース2-6ブルワーズ」(14日、ロサンゼルス)
ドジャースが3試合連続逆転負けでシリーズ0勝3敗となった。チームは六回に大谷翔平選手が四球を選び、1死満塁の好機を拡大し、スミスの逆転適時二塁打を呼び込んだが、直後に先発スネルが逆転被弾を浴びた。ワールドシリーズ進出を前にして目標の3連覇達成が極めて厳しくなった。
重い空気に包まれたドジャースのクラブハウスで取材に応じたのは、この日、不振の大谷に代わって4番で起用されたタッカーだ。二回に先頭で右前打を放つと、六回無死一塁の場面では四球で続いて好機を拡大し、スミスの逆転適時二塁打につなげた。
終わってみれば、ここまで3試合全てでブルワーズに主導権を握られていたと感じられたシリーズ。タッカーは「どの試合も接戦だったが、必ずしも自分たちの方に流れが来たというわけではなく、相手が勝負どころで結果を出して勝ったという感じだった。向こうの投手陣、打線、チーム全体の力の証拠だ」と称えた。
タッカーは昨年のポストシーズンはカブスの一員としてブルワーズと戦い、地区シリーズで敗れている。「彼らは本当にいいチームだし、レギュラーシーズンで(両リーグ最多の)103勝をして勝ち進んできた。彼らに勝つのは簡単ではない」と話す一方で「昨年のこのシリーズでこのチームは4連勝した。だから、僕たちもそれをやらなくてはいけない。ここにいる仲間たちを信じているし、4連勝できるチームがあるとしたらこのチームだと思っている。向こうと勝とうとしているので簡単なことでははないが、あすはやり返さないといけない」と静かな口調で言った。
MLB公式記録によると、ポストシーズン史上、7回戦制のシリーズで3連勝したチームは42チームあり、そのままシリーズを制したのは41チームでその確率はは98%に達する。つまり、ドジャースの逆転4連勝の確率は2%しか残されていないという計算になる。
報道陣から過去に逆転シリーズ突破が1例しかないことを伝え聞くと、タッカーは表情を変えることなく、言った。「このチームには、経験が豊富で、自分の名前が刻まれたリングをいくつも持った選手がたくさんいる。みんなが次の1つを勝ち取りたいと思っている。だから、明日の試合に勝って次につなげていくしかない」。本拠地で開催される第4戦。地元ファンを泣かせるわけにはいかない。
